おもての語源・由来
おもては「面(おもて)」と同源で、時代劇などで「おもてを上げい」という時の「おもて」は「面」のことである。元々は、「おも」のみで「顔面」「顔」を意味し、「おも」の付く語には、顔が長めなことを表す「
おもては「面(おもて)」と同源で、時代劇などで「おもてを上げい」という時の「おもて」は「面」のことである。元々は、「おも」のみで「顔面」「顔」を意味し、「おも」の付く語には、顔が長めなことを表す「
姥桜は、花の盛りに葉がない桜を、歯のない姥にかけたもの。人間にたとえた「姥桜」だが、それが反対にたとえとして使われ、かなりの年増でありながら艶かしい女性のことも言うようになった。年齢の割に色気
アブラギリは、種子から油をしぼり、葉が桐に似ていてることから、この名がある。種子からしぼった油は「桐油(とうゆ)」と呼び、灯料や油紙にされる。また、アブラギリの材は、「山桐(やまぎり)」と称し
お足は、もとは女房詞。お金はあたかも足が生えているかのように行ったり来たりすることから、お金を「足」にたとえ、女房詞なので接頭語の「お」が付いて「お足」となった。中国晋時代の『銭神論』にある「
アイサは、「アキサ」の音変化。漢字で「秋沙」と表記するとおり、「アキサ(アイサ)」の「アキ」は「秋」のことである。「サ」は「早い」意味の「サ」と、「去る」意味の「サ」の二説あるが、アイサは冬に
しもた屋は、「しもうたや」が音変化した語。「しもう」は、「終える」「片付ける」を意味する動詞「仕舞う(しまう)」に由来し、漢字では「仕舞屋」「仕舞うた屋」「仕舞た屋」などと書く。ここでの「しま
ケショウヤナギは、若木の枝や葉が白蝋で覆われて白く、おしろいを塗ったように見えることからこの名が付いた。また、成木の小枝が晩秋から春にかけて赤紫色になり、紅を塗ったように見えることも、「ケショウヤ
蟹文字は、カニが横に這うように書く文字であることに由来し、「蟹行文字(かいこうもじ)」とも呼ばれた。外国語を多く目にするようになった、明治初期に使われた語である。
「かて」は、混ぜ合わせる意味の動詞「かつ(糅つ)」の連用形。かてて加えては、混ぜ合わせたところに更に加えるの意味から、「さらに」「その上に」を表す。
マンネンロウは香りが強いところから、「常に香りがする」という意味で「マンネンコウ(万年香)」と呼ばれていた。「マンネンコウ」が「マンネンロウ」に変化した理由は、誤字によるとも言われるが、「コウ(香
ベロタクシーの「ベロ(VELO)」は、ラテン語で「自転車」を意味する。「タクシー(TAXI)」は、そのまま「タクシー」のことである。ベロタクシーは、1997年、ドイツのベルリンで開発された高性
ヒイラギモチは、葉が「ヒイラギ」に似ていることからの名。日本在来のヒイラギはモクセイ科、ヒイラギモチはモチノキ科で、種類は異なる。ヒイラギモチは、常緑で赤い球形の実が冬に目立つため、古くから聖