のろまの語源・由来
のろまは、江戸の人形遣い 野呂松勘兵衛が演じた間狂言の「野呂間人形(のろまにんぎょう)」に由来する。「野呂間人形」は平らで青黒い顔をし、愚鈍な仕草をする滑稽な人形である。のろまは、「野呂松」や
のろまは、江戸の人形遣い 野呂松勘兵衛が演じた間狂言の「野呂間人形(のろまにんぎょう)」に由来する。「野呂間人形」は平らで青黒い顔をし、愚鈍な仕草をする滑稽な人形である。のろまは、「野呂松」や
ぼんくらは、盆の上での勝負に対する目利きが暗いことから、勝負によく負ける人を賭博用語で「盆暗」と呼んだことが語源とされる。幼児を意味する「坊」が変化した「ぼん」に、「盆」の字が当てられたとする説も
とんちんかんは、鍛冶などで師が鉄を打つ間に弟子が槌を入れるため、ずれて響く音の「トンチンカン」を模した擬音語であった。音が揃わないことから、ちぐはぐなことを意味するようになり、まぬけな言動も意味す
間抜けの「間(ま)」は、時間的な間隔の「間」である。芝居や舞踏、漫才などで「間」は、音や動作の休止の時間的長短のことを言い、拍子やテンポの意味にも用いられる。「間が抜ける」ことは、「拍子抜けす
まずいは、「味が足りない」「充足感が得られない」ところから、「貧しい」が語源。元は「マヅシ」の口語で、「マヅシ」は「まずしい(貧しい)」の文語でもある。まずいは味覚に対して用いられた言葉で、現
あぶないの「あぶ」は、「あやふし・あやぶし(危うし)」の語幹「あやふ・あやぶ」の縮約。あぶないの「ない」は、意味を強める形容詞的接尾語で、古くは「なし」。元々は、類義語である「危うい」が文語的
「あんぽんたん」は、「阿呆」と愚か者を指す「だらすけ」が組み合わさった「あほだら」「あほんだら」から派生した言葉です。「阿呆」は「あっぽ」とも呼ばれ、「陀羅尼助(だらすけ)」という薬が存在し、「反魂丹
たわけ者の「たわけ」は、戯く(たわく)という動詞の連用形で、「ばかげたことをする」「ふざける」などを指します。これが名詞となり「戯け」となり、漢字では「戯け者」と書かれます。たわけ者には「田分け」
「やばい」は、形容動詞「やば」が形容詞化された語で、「具合の悪いさま」「不都合」を指します。この言葉はもともと、盗人や香具師などの隠語として用いられていました。「やばい」の語源とされる「やば」
超ド級の「ド」は、1906年にイギリス海軍が建造した大型戦艦「ドレッドノート(dreadnought)」の頭文字「ド」で、日本では「弩」の字が当てられ「弩級艦」と表記された。英語「dreadnou
でかいは、「並外れている様子」「多い」「大きい」を意味する「いかい(厳い)」に、接頭語「ど」を付けて強調した「どいかい」が変化した語と考えられる。現在でも、方言では「大きい」を「いかい」や「どいか
「大きい」と「多い」は、上代では区別されておらず、共に「オホシ(おおし)」で表されていた。平安時代に入ると、「オホシ」の連体形「オホキ(おおき)」が「大きい」の意味を担うようになり、形容動詞の「オ