雪隠詰めの語源・由来
雪隠とは、トイレのこと。昔の家のトイレは、家屋の隅にあることが多かったことから、将棋盤の隅を「雪隠」にたとえ、王将を隅に追い込んで詰めることを「雪隠詰め」と言うようになった。この将棋用語が転じ
雪隠とは、トイレのこと。昔の家のトイレは、家屋の隅にあることが多かったことから、将棋盤の隅を「雪隠」にたとえ、王将を隅に追い込んで詰めることを「雪隠詰め」と言うようになった。この将棋用語が転じ
虎穴に入らずんば虎子を得ずの出典は『後漢書』の班超伝で、匈奴との戦いで危機に陥った際、後漢の班超が部下に言って勇気づけ、匈奴に突撃させた際の言葉に由来する。危険を冒して虎穴(虎が棲む洞穴)に入らな
居丈高の「居」は、「居る」のこと。居るは「その場所に存在する」の意味で用いられる動詞だが、元々は「座る」を意味する。「丈」は、背丈のこと。つまり、居丈高は「座った時の背が高いこと」が本来の
高飛車は将棋で、飛車を自陣の前方に高く進める戦法のことで、敵陣を威圧する攻撃的な陣形となる。また、現代では高飛車でも勝てる戦法が出てきたが、飛車を高い位置に置くと負けやすく、普通はしない戦法であっ
ソムリエは、フランス語「sommelier」からの外来語。元々は運搬や労役用の動物の使い手を指していた言葉で、「荷役用の牛馬」を意味するラテン語「sagmarius」「saumarius」に由来す
圧巻の「巻」は、中国の官吏登用試験「科挙(かきょ)」の答案のこと。「圧」は、上から押さえることである。官吏登用試験で、審査官が最も優れた答案を一番上にし、他の答案を押すように置いていたという故
サウナは、「蒸し風呂」を意味するフィンランド語「sauna」からの外来語。古代フィンランド語で「sauna」は、伝統的なフィンランドの浴場を指した。日本では1963年頃から注目され始め、銭湯や
江戸時代、江戸では船内に浴槽を設けて巡回営業した移動式銭湯があり、この風呂屋船を「湯船」といった。そこから、浴槽のことを「湯船」と呼ぶようになったという説が流布されているが、これは間違いである。
なかんずくは、「就中」を漢文訓読した「なかにつく(中に就く)」が音便で「なかんづく」になり、「づ」と「ず」の混同から「なかんずく」となった語。古くは、「なかについて」の形も見られ、「なかにつく」と
ひとしおの「しお」は「塩」ではなく、染め物を染料につける回数のことで、ひとしおは染料に一回浸すことを意味する。二回つけることは「再入(ふたしお)」、何回も色濃く染め上げることは「八入(やしお)」「
絆の語源には、「頸綱(くびつな)」「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」の意味。「引綱(ひきつな)」の上略など諸説あり、動物を繋ぎとめる綱という点で共通している。元々、絆は犬や馬などの動物を繋ぎ
皮肉は、中国禅宗 達磨大師の「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」が語源で、元仏教語。皮肉骨髄とは、「我が皮を得たり」「我が肉を得たり」「我が骨を得たり」「我が髄を得たり」と、大師が弟子たちの修行を評価し