越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶くの語源・由来
中国南方の越の国の鳥は、北国へ渡っても南向きの枝に巣を作る。北方の胡の国から来た馬は、北風が吹くと故郷を思い出してなく。このように望郷の念にかられることをいう。『文選』の詩の一節に「胡馬は
中国南方の越の国の鳥は、北国へ渡っても南向きの枝に巣を作る。北方の胡の国から来た馬は、北風が吹くと故郷を思い出してなく。このように望郷の念にかられることをいう。『文選』の詩の一節に「胡馬は
木登りが得意な猿に木登りを教えるの意から。出典:猿に木登り - 故事ことわざ辞典
痩せて貧弱な馬に、さらに鞭を打ってひどい仕打ちをすることから。出典:痩せ馬に鞭 - 故事ことわざ辞典
たけのこの成長は早く、あっという間に親竹と同じ高さになることから。出典:竹の子の親勝り - 故事ことわざ辞典
阿漕が浦は三重県津市東部の海岸一帯で、昔は伊勢神宮に奉納する魚を取るために網を引いた場所。特別の漁業区域で一般人の漁は許されていなかったが、阿漕の平治という漁師が病気の母親のために、たびたび密漁を
「雑魚」とは、小さい魚、つまらない魚のこと。「魚(とと)」は、ここでは大きな魚の意。つまらない小魚が、大きな魚の中に交じっていることから、能力や地位が低い者が場違いに交じっていることをいう。
牛の前でどんな名曲を琴で弾いても、牛には何も響かないことから。魯の公明儀が牛の前で名曲を琴で弾いたが、牛はただ草を食べるだけで何の興味も示さなかった。しかし蚊や虻の音、子牛の鳴き声のような音を
「吝ん坊」とは、吝嗇家、けちん坊のこと。食べる時には邪魔で、食べた後にも無用となる柿の種のようなものですら、大事にしまいこんで物惜しみするという意味から。出典:吝ん坊の柿の種 - 故事ことわざ
蛇を驚かせるために草を叩いたわけではないのに、結果的に蛇がそれに驚いたことから。昔、中国に王魯という汚職官吏がおり、民衆は王魯の代わりに部下の賄賂を告発する連判状を書き、王魯に告訴した。訴状を
古い川は涸れたように見えても、川底では水の流れがいつまでも続いている。古川の水が絶えないように、いわれのある旧家は没落したとしても、昔をしのばせるような財産や宝物などが残っているものだということか
「底」は「下」の意味で、「流星光底」は振り下ろす刀剣の閃光を流星にたとえた言葉。「長蛇」は「大きく長い蛇」の意味から転じて、「大きな獲物」や「またとない機会」を表す。江戸時代の儒学者の史家頼山
「関守」とは、関所の番人のこと。月日の流れをさえぎる関所の番人などはいないのだから、止めることはできないということから。出典:送る月日に関守なし - 故事ことわざ辞典