腕の語源・由来
古くは、肘から手首までを「うで」、肩から肘までを「かいな」と区別していた。この位置からすると手(手のひら)の上にあたるので、腕の語源は「うて(上手)」の意味であろう。『和名抄』や『名義抄』には
古くは、肘から手首までを「うで」、肩から肘までを「かいな」と区別していた。この位置からすると手(手のひら)の上にあたるので、腕の語源は「うて(上手)」の意味であろう。『和名抄』や『名義抄』には
おもちゃは、手に持って遊ぶものという意味で、古くは「持て遊び(もてあそび)」と言った。平安時代に「持ち遊び(もちあそび)」となり、近世には「もちゃそび」と訛った。さらに「もちゃ」と下略され、接
「出張」は和製漢語で、もとは戦陣用語。戦場に出て陣を張る意味から、戦いのために他の場所へ出向くことを「出張り」といい、「出張り(出張る)」を音読みしたのが「しゅっちょう」である。「出張り」も「
枕の語源には、「ま+くら」「まく+ら」「まく+くら」の三説ある。「ま+くら」の説には、頭の隙間を支える意味で「間座(まくら)」、神や霊を召喚するために頭を乗せる意味で「真座(まくら)」などがある。
のれんは漢字で「暖簾」と書き、本来は「のんれん(「暖」は唐音で「のん」)」であったが「のうれん」となり、「のれん」に変化した。元々、暖簾は禅宗の用語で寒さを防ぐためにかけられた垂れ布をいい、簾の隙
カーディガンは、考案者である英国のカーディガン伯爵の名前に由来する。1853年~56年のクリミア戦争で負傷した際、イギリス陸軍カーディガン7世が、セーターを前あきにしてボタンでとめられるようにし、
米の語源は、「こめる(籠める)」の連用形が名詞化したとする説が有力となっている。古く、米は「ヨネ」の使用例が多く、「コメ」の語は使用例が少ない。「コメ」の語が多く用いられたのは、改まった儀式の
パチンコの語源は、「パチン」という擬音に接尾語の「コ」が付いたものである。大正時代に大阪で立体型のコリントゲームが流行し、名古屋・金沢と広まった際、金沢で「パチンコ」の名称が生まれたとされるが定か
古く、いすの漢字表記は「倚子」で、「いし(「し」は漢音)」と呼ばれていた。倚子の「倚」の漢字は「よりかかる」という意味があり、「子」は「帽子」や「冊子」などと同じく、物の名に添えられる接尾語である
漢語の「財布(サイフ)」に由来する。「財」は財宝や財産などの「財」、「布」は木綿や麻の織物を用いて作った袋のことで、財布は財産を入れるための布袋のことである。明治時代の辞書『和訓栞』には「さい
シャンプーは、英語「shampoo」からの外来語。「shampoo」の語源は「押す」を意味するヒンズー語で、それが「マッサージする」の意味で使われるようになり、お湯や薬草を用いて頭皮マッサージをす
お歳暮の起源は、正月に先祖の霊を迎える御魂祭りの御供え物を、暮れのうちに本家に届ける風習である。お歳暮が現代のような、お世話になった人へ贈り物をする風習に変化したのは、盆と暮れに決済していた商人の