ナデシコの語源・由来
ナデシコは花が小さく、色も愛すべきところから、愛児に擬した「撫でし子」が有力である。『万葉集』の和歌には、撫でるようにしてかわいがる子(女性)と掛けて詠んだものが見られるが、それは現代で言う「カワ
ナデシコは花が小さく、色も愛すべきところから、愛児に擬した「撫でし子」が有力である。『万葉集』の和歌には、撫でるようにしてかわいがる子(女性)と掛けて詠んだものが見られるが、それは現代で言う「カワ
蝋燭は中国から渡来したもので、漢音は「らふしょく」という。「らふ」は字音仮名遣いのため「らう」「ろう」と変化し、「しょく」は呉音で「そく」となった。中世頃には、蝋燭を「おらっそく」「らっそく」
ラナンキュラスは、ラテン語「Ranunculus」からの外来語。「Ranunculus」は、「カエル(蛙)」を意味するラテン語「rana」に由来する。ラナンキュラスがカエルに由来するのは、カエ
「スケベ」は漢字で「助平」と書き、本来の読みは「すけべい」です。この言葉は、「好き」を洒落て擬人化した「好兵衛(すきべえ)」が転じて「助平(すけべい)」となり、現代では「スケベ」と言うことが一般的
筆は奈良時代以前から使われる筆記具で、古くは「文手(ふみて・ふみで)」と言った。「文手」の「文」は手紙などを意味し、「手」は書くことを意味する。「ふみで」や「ふみて」が「ふむで」となり、「ふで
「坊」は奈良時代・平安時代の都城制で区画された一部のことで、四面を大路に囲まれた一画をいった語である。平安京で四町四方を「坊」と称したのも、この「坊」に由来する。のちに、「坊」は大寺院に所属す
古く、海苔は粘り気を利用し、接着剤としても使われていたといわれる。そのため、海苔は接着剤の「糊(のり)」と同源で、「ヌルヌル」や「ヌラヌラ」などが変化した語であろう。『大宝律令』には、29種類
しっくいの語源は、「石灰(せっかい)」を唐音読みした「しっくい」である。漢字の「漆喰」は当て字で、江戸時代頃から「漆喰土」「漆喰塗り」などの語が見られる。ただし、漆喰の起源はそれよりもかなり古
パウンドケーキの「パウンド」は、質量を表す単位のオランダ語「ポンド」と同じ、453.59グラムのこと。パウンドケーキは、材料となるバター・砂糖・卵・小麦粉などを、1ポンドずつ使ったことからこの名前
提灯は「手に提げて歩く灯」の意味からの名で、「ちょう」「ちん」ともに唐音(宋音)。唐音は禅宗関係の用語に多く、提灯も室町時代に禅家によって普及したものである。「挑灯」という表記もあるが、これも
よもぎの「よ」は「ますます」を意味する「いや・いよ(弥)」、もしくは「よく(善)」の意味。「も」は「萌える」か「燃える」の意味で、「ぎ(き)」は茎のある立ち草の意味。つまり、よもぎの語源は「い
トリュフ(truffe)はフランス語で、英語では「truffle(トゥラッフル)」という。塊茎を意味する古典ラテン語「tuber」が、古代イタリア語地方語で「tufer」になり、「truffa」を