あさっての語源・由来
あさっては、古くは「あさて」の形で用いられていた。平安時代の『蜻蛉日記』には、「明日はあなたが塞がる。あさてよりは物忌みなり」とある。「あさて」から「あさって」に音変化にしたのは、室町時代頃か
あさっては、古くは「あさて」の形で用いられていた。平安時代の『蜻蛉日記』には、「明日はあなたが塞がる。あさてよりは物忌みなり」とある。「あさて」から「あさって」に音変化にしたのは、室町時代頃か
「玉」は、美しいものの総称で、古くは宝石も意味した。「輿」は、貴人を乗せて人を運ぶ乗り物である。そこから、貴人の乗る美しい立派な輿を「玉の輿」と言うようになった。貴人のところへ嫁入りする際
賽の河原は、仏教の地蔵信仰と民間信仰の道祖神「塞の神(さえのかみ)」が習合したというのが通説である。また、地蔵や小石塔が建てられ、庶民の葬送が行われた山城国佐比河原(京都の鴨川と桂川の合流地点)に
喉仏は、「喉骨(のどぼね)」や「結喉(けっこう)」と呼ばれていた。「喉仏」と呼ばれるようになった由来は、その形状が座禅をしている仏様の姿に見えるためである。宗派により異なるが、火葬場で骨上
ビーフストロガノフの「ストロガノフ」は、ロシアのストロガノフ伯爵の名前にちなむ。これには、ビーフストロガノフがストロガノフ家に伝わる料理であったとする説。ストロガノフ家で考案された料理とする説
ドンピシャは、「どんぴしゃり」が略された言葉。どんぴしゃりの「どん」は、「どん底」や「どん詰まり」など、強調の意味で使われる「どん」。主に関西方言で使われる「ドアホ」などの「ど」が変化したもの
すずりは、「墨磨り(すみすり・すみずり)」の略と考えられている。漢字の「硯」は、呉音・漢音ともに「ゲン」、慣用音では「ケン」で、「石」+音符「見」からなる形声文字。「見」の原義とは関係なく、「
しっぽは、「しりお(尻尾)」の「R音」が促音化した語。「しりお」から「しっぽ」に音変化した事がうかがえる方言には、「しりぽ」「すりぽ」「しりっぽ」などがある。
古く、まなじりは「マナシリ」と清音で、「眥」や「眼尾」などと表記された。「ま」は「目」が複合語の中で用いられる時の形。「な」は「まなこ」の「な」と同じく、「の」の意味の古い格助詞。「じり(
悉くは、「すっかり」「残らず」「全部」を意味する副詞「ことごと(悉)」に接尾語「く」がついた語。「ことごと」は上代から見られる語で、「事」を重ねて物事のすべてを表した「事事」に由来する。同様に
たての語源には、目立つようにする意味の「立てる」の名詞形「立て」からや、「太刀打ち」の「太刀」が変化したとする説もあるが、歌舞伎で「立ち回り」を略した「立ち」に由来すると考えるのが妥当である。
口は飲食物を取り入れる器官であることから、「クフトコロ(食処)」の略か、「クヒミチ(食路)」の略と考えられる。また、「ち」が付いて古くからある言葉は「霊」を表すことが多いため、「く」は「食」を意味