喉仏の語源・由来

喉仏は、「喉骨(のどぼね)」や「結喉(けっこう)」と呼ばれていた。
「喉仏」と呼ばれるようになった由来は、その形状が座禅をしている仏様の姿に見えるためである。

宗派により異なるが、火葬場で骨上げする際、最初に歯を拾い「足」「腕」「腰」「背」「肋骨」「頭部」の順序で骨壺に入れ、最後に故人と最も縁の深い二人が喉仏を拾うのが一般的である。
その時に、喉仏の形がはっきりして仏様が座禅を組んでいる姿に見えると、「生前に良い行いをしていた」と言われる。
しかし、カルシウム不足な人でも良い行いをしていれば、綺麗に喉仏が残るのか定かではない。

ただし、火葬場で見る喉仏と、喉の中間にある甲状軟骨は別物で、喉頭隆起は座禅をした仏様のようには見えず、軟骨なので火葬したら残らない。
仏様の姿に見える喉仏は「軸椎」といい、椎骨の上から二番目にある第二頸椎のこと。
人間が骨になった時、これが喉のあたりにあるため勘違いし、喉頭隆起を「喉仏」と呼ぶようになったのである。

喉仏は英語で「Adam’s apple(アダムの林檎)」と呼ばれる。
これは、アダムとイブが禁断の木の実を食べ、アダムの食べた木の実は喉に詰まり喉仏となり、イブの食べた木の実は乳房になったという話からである。

出典:語源由来辞典

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