サワラの語源・由来
サワラの歴史的仮名遣いは「サハラ」。「サ」が「狭い」、「ハラ」が「腹」の意味で、マグロを細長くしたようなその体形から「サハラ」になったといわれる。また、植物の葉に斑点や筋ができたものを「イサハ
サワラの歴史的仮名遣いは「サハラ」。「サ」が「狭い」、「ハラ」が「腹」の意味で、マグロを細長くしたようなその体形から「サハラ」になったといわれる。また、植物の葉に斑点や筋ができたものを「イサハ
サザエの語源には、「ササエ(小家)」の転、「ササエ(小枝)」の転、「サヘデサカエ(塞手栄)」の転、「サザレ(礫)」の転、「ササエダ(碍枝)」の転など諸説ある。この中では、「サザレ(礫)」が転じたと
ふきの語源は、以下のとおり諸説ある。1.冬に黄色い花が咲くことから、「フユキ(冬黄)」の中略で「フキ」になったとする説。2.用便の後、お尻を拭く紙の代わりに、ふきの葉を使用したことから、「拭き
ハコベは、「ハクベラ」が転じた「ハコベラ」が更に転じた語で、春の七草のひとつとしてあげる際には「ハコベラ」と呼ぶことが多い。ハクベラ(ハコベ)の語源は諸説あり、「葉配り(はくばり)」の転とする説。
タラの語源には、切っても身が白いことから「血の足らぬ」の「たら」の意味。皮がまだら模様になっていることから、「マダラ」の「マ」が脱落したという説。漢字で「大口魚」とも書くように大食漢なので、「
飴は「あまい(甘い)」の「あま」が交替した語。古く中国から伝来したといわれ、『日本書紀』に飴が作られていたとの記述があることから、720年以前には存在していたことがわかる。当時の飴は現在の水飴
ヤスデは、ムカデに似て多足が特徴的である。ムカデも足(手)の数が多いことが名前の由来になっているため、「八十手(やそで)」もしくは「弥十手(やそで)」から「ヤスデ」になったと考えるのが妥当である。
カジカは、『日本釈名』に「河鹿なり、山河にある魚也、夜なきて其音たかし」とあり、「カハシカ(河鹿)」の略であろう。河鹿とは「カジカガエル(河鹿蛙)」と呼ばれるカエルの一種で、カジカの外見は河鹿蛙と
ムクドリはムクノキ(椋木)の実を好んで食べることからの名というのが定説となっているが、ムクノキ以外の種子や果実、昆虫なども食べる。ムクドリの特徴は、何万羽ともいわれる大群をつくって「リャーリャー」
古く、ヒグマは「シクマ」と呼ばれており、平安中期の辞書『和名抄』の「羆」に「之久万」とある。「シクマ」と呼ばれていたのは、漢字の「羆」を「四」と「熊」に分解して読んだことからである。7世紀には
テッセンは、蔓が針金(鉄線)のように強いことから付いた名。テッセンが中国から日本に渡来したのは、寛文年間(1661~1673年)と言われているが、1474年頃の『文明本節用集』に「鉄線花 テッセン
室町時代の『文明本節用集』に「担子 タンス 箱也」とあり、古くは「担子」と書いた。中国で「担子」は、天秤棒の両端にかけた荷物の意味で、日本では持ち運び可能な箱を表した。たんすの数え方は「一棹」