どてらの語源・由来
江戸時代の方言辞書『物類称呼』に「襦袢、北国及び東奥の所々にて、ててらといふ」とあり、襦袢の異名で「ててら」と呼ばれていたことが分かる。江戸末期には、丹前とほぼ同じ物を指すようになり、現在では丹前
江戸時代の方言辞書『物類称呼』に「襦袢、北国及び東奥の所々にて、ててらといふ」とあり、襦袢の異名で「ててら」と呼ばれていたことが分かる。江戸末期には、丹前とほぼ同じ物を指すようになり、現在では丹前
ビーバーは、英名「beaver」からの外来語で、古期英語の「beofor」に由来する。遡ると、褐色を意味する印欧基語「bhe-bhru-s」に辿り着き、ビーバーの体色が語源であることがわかる。
ストール(stole)は、中世のカトリック聖職者が、ミサなどで肩から膝下まで垂らす細長い帯状の布(肩掛け)も表すことから、これが変化したものといわれる。また、古代ローマの既婚女性が着た、くるぶしあ
「ぼう」は、「棒」の呉音読み。漢字の「棒」は、「木」と「奉(両手でささげる)」からなる会意形声文字で、両手で捧げ持つことのできる細い木の意味。古くは、棒術に使う武具や、刑罰の道具としての「棒」
貴人の座るところを「御座(ござ)」と言った。そこに敷かれる畳を「御座畳(単に「御座」とも)」と言い、座ったり寝たりするのに用いるむしろを「御座筵(ござむしろ)」と言うようになった。その「ござむ
サクラの読み・別表記さくら/偽客サクラの意味客の購買意欲をそそるため、客のふりをして品物を褒めたり、高く買い物をする仲間。おとりの客。語源由来辞典「サクラ」の類語・言い換えデコイ/
ハッカは、ミントの漢名「薄荷(ハクカ)」の転訛。漢名「薄荷」の由来は、葉を蒸留してハッカ油を採ると、わずかな量にしかならず、運ぶ時に荷が少なくて済むところからといわれるが定かではない。ハッカの
巾着の「巾」は、「頭巾(ずきん)」や「布巾(ふきん)」にも用いられる語で、「布切れ」の意味。肌身に着けて携帯する布切れ(袋)なので、「巾着(巾着袋)」と言うようになった。巾着は、火打ち道具を入
マタタビの語源には、旅の途中で倒れた人がこの実を食べたら元気になり、又旅(またたび)ができるようになったからという説があるが、強壮作用を誇張し洒落たもので、全くのでたらめである。平安時代の本草書『
痔は呉音で「ヂ(ジ)」、漢音で「チ」と読み、漢字音に由来する。漢字の「痔」が病垂れに「寺」と書くため、お坊さんが座禅で痔になりやすいなど「寺」に関連付けた俗説も多くあるが、寺とは全く関係ない。
秘書の初出は、中国の歴史書『漢書』といわれる。ここでは「宮中の蔵書」の意味で用いられ、監理する役所を「秘書省」、管理する職は「秘書監」といって、「秘書」のみでは「職(仕事)」や「人」を表していなか
しゃっくりは、「しゃくり泣き」「しゃくり上げる」などで使う「しゃくり」が音便化した言葉である。しゃくりは、くりぬく意味の「さくり」が変化した言葉で、「しゃっくり」「しゃくり」「さくり」は同じ意味で