おかげさまの語源・由来
おかげさまは、他人から受ける利益や恩恵を意味する「お陰」に「様」をつけて、丁寧にした言葉である。古くから「陰」は神仏などの偉大なものの陰で、その庇護(ひご)を受ける意味として使われている。これ
おかげさまは、他人から受ける利益や恩恵を意味する「お陰」に「様」をつけて、丁寧にした言葉である。古くから「陰」は神仏などの偉大なものの陰で、その庇護(ひご)を受ける意味として使われている。これ
いくさを漢字で「戦」や「軍」と書くのは当て字。いくさの「いく」は、矢を「射る」「射交わす」意味の「いくふ(いくう)」か、「まと(的)」を意味する「いくは」の語根。いくさの「さ」は、「矢」を意味
「鳴り物」とは、歌舞伎で使う太鼓や笛などの楽器のこと。舞台を賑やかに囃し立てるため、このような楽器の伴奏を入れることを「鳴り物入り」と言った。鳴り物を入れて賑やかにしたり、景気をつけたりする意
メロドラマの「メロ」は、「メロメロにする」の「メロ」ではなく、「歌」を意味するギリシャ語「mēlos(メロス)」、「ドラマ」は「劇」を意味するギリシャ語「drama」である。フランス語経由で英語に
めでたいは、漢字で「目出度い」「芽出度い」と表記されるが、いずれも当て字で語源とは関係ない。めでたいの「めで」は、「賞賛する」といった意味の「めづ(愛づ)」の連用形。その「めで」に、程度の甚だ
三和土は、現代では単に「土間」を意味し、コンクリートなどで仕上げたものを言うことが多いが、古くは、土に石灰・にがりなどを混ぜて固めた土間のことを言った。漢字の「三和土」は、これら三種類のものを混ぜ
ドヤ顔の「ドヤ」は、相手の気持ちをたずねる際に用いる「どうだ(如何だ)」の関西方言「どや(どうや)」。「どうだ凄いだろ?」「どうだ格好良いだろ?」と言わんばかりに、優越感に浸った自慢げな顔つきを「
たもとは、「た(手)」と「もと(本)」からなる語で、「手元」に由来する。袂が「そば(側)」「わき(脇)」「ほとり(畔)」を意味するのも、この「手元」の意味からである。上代では、ひじから肩にかけ
げんをかつぐの「げん」は「縁起」のことで、「縁起」が反転した「ぎえん」が音韻変化し、「げん」になったとする説が有力とされる。この「げん」は、「げんがいい」や「げんなおし」などとも使われる。
ドンピシャの読み・別表記どんぴしゃドンピシャの意味ぴったり一致する様子。予想した通り当たるさま。語源由来辞典「ドンピシャ」の類語・言い換えどんぴしゃり/ぴしゃり/ぴったんこ/ぴった
くたびれるの古形は「くたびる」で、「くた」は「くつ(朽つ)」「くたす(腐す)」と同源。「くたばる」の「くた」も、同じ語幹である。「びる」は、悪びれるの古形「わるびる(悪びる)」の「びる」などと
縁起は、サンスクリット語「pratitya-samupada」の漢訳で仏教用語である。本来は「精神的な働きを含む一切のものは、種々の原因や縁によって生起する」という意味で、仏教の中心思想のひとつで