アワビの語源・由来

アワビは二枚貝の片方だけが岩にへばりついているような形に見えることから、「合」を語源とする説が多く、「あはぬみ(不合肉)」や「あはすみ(合肉)」「あひ(合・間)」などが転じたとする説がある。
また、アワビの岩にへばりつく姿から、「イハフ(岩触)」の転や「イハハヒミ(岩這身)」の意味という説もある。
しかし、いずれの説も想像の範囲であり、歴史的仮名遣いが「アハビ」ということ以外、正確な語源は分かっていない。
「合」に通じる説には、他に「合わないで開く」や「逢わないで侘しい」などの説もあるが、説明のような命名の仕方をするか疑問で、特に「逢わないでわびしい」については、ことわざの「磯の鮑の片思い」を元に考えられた説のようである。

出典:アワビ – 語源由来辞典

TOP
テキストのコピーはできません。