イカの語源には、その形状から「いかつい(厳つい)」「いかめしい(厳めしい)」の「いか」とする説。
「い」が発語、「か」が腹部にある「甲」の意味とする説。
「い」が「白」の意味、「か」が「堅い」とする説。
イカはタコに比べよく泳ぐことから、「いか(行か)」の意味など諸説ある。
イカの漢字「烏賊」は、中国の言い伝えに由来する。
その言い伝えは、イカはいつも水面に浮かび、死んでいるように見えるため、水面に浮かんだイカをカラスがついばもうとするが、イカは腕を伸ばして巻きつき、カラスを捕らえるというものである。
カラスにとってイカは恐ろしい存在で、まるで賊のようなものという意味から、「烏」と「賊」で「烏賊」と表記されるようになった。