この仕草は、下まぶた裏の赤い部分を見せることから、「赤目」や「赤ん目」と言い、それらが「あかんべい」や「あかんべえ」となった。
その動きに合わせてリズムに乗るように言うことから、「あかん」が促音化して「あっかん」となり、語尾もはっきり伸ばされるようになったため、「あっかんべー」と表される。
この言葉の類語は多く、「べっかんこう」「あかすかべい」は「あかんべい」からで、「めかこう」「めかっこう」などは「めあこう(目赤う)」からである。
また、藤子・F・不二雄のマンガ『ジャングル黒べえ』の歌の中にある「ウラウラウラウラ ベッカンコー」の「ベッカンコー」も、「あかんべい」から転じた「べっかんこう」のことである。