おっとり刀の語源・由来
「おっとり」という音から、「のんびり」「ゆっくり」の意味に間違われる事もあるが、「押っ取り刀で駆けつける」や「押っ取り刀で飛び出す」と用いるように、急いだ状態を表す。押っ取りは、「急いで手に取る」
「おっとり」という音から、「のんびり」「ゆっくり」の意味に間違われる事もあるが、「押っ取り刀で駆けつける」や「押っ取り刀で飛び出す」と用いるように、急いだ状態を表す。押っ取りは、「急いで手に取る」
象牙の塔は、フランス語「tour d’ivoire」の訳語。19世紀のフランスの批評家サント=ブーブが、芸術至上主義者だった詩人のビニーの態度を批評した言葉である。日本では厨川白村が紹介し、現
御御御付けは「御」が三つ付くが、三重敬語ではない。おみおつけの「おつけ(御付け)」は、動詞「付ける」の連用形「つけ」を名詞化したものに、接頭語の「御」をつけた女房詞。本膳の飯に並べて付ける汁を
味噌を器につけて汚してしまい、見苦しいという意味から、失敗することや面目を失うことを「味噌をつける」と言うようになった。この他、昔は火傷を治すには味噌を塗るのが良いと信じられており、火傷は何らかで
ハットトリックは球技のクリケットで使われ始めた言葉で、「ハット(hat)」は「帽子」、「トリック(trick)」は奇術を意味する語。クリケットは野球に似たルールのスポーツだが、投手が3人続けて打者
核家族は、アメリカの文化人類学者のジョージ・マードックが『社会構造論』(1949年)で用いた「nuclear family」の訳語。この家族形態がすべての家族の基礎的単位であることから、「nucl
おかっぱは漢字で「御河童」と書くように、その髪型が河童の頭に似いていることに由来する。ただし、この呼称が生まれた江戸時代のおかっぱは、男子に多い髪型で、頭の頂上を丸く剃ったものをいった。やがて
キャラメルは、フランス語に由来する英語「caramel」からで、同語をフランス語読みしたのが「カラメル」である。飴菓子には「キャラメル」、菓子や料理の食材として用いる際は「カラメル」と呼び分けるこ
あすは、「あかす(明かす)」の略。もしくは、「あさ(朝)」の転と考えられる。「あす」も「あした」も語系は同じであるが、用法的に「あす」は「明日は我が身」のように「近い将来」も意味し、今日を明かして
アイヌ語でトドを意味する「tondo」や「toda」「toto」に由来するともいわれるが、これらは和名の「トド」から移入した名前と考えられている。日本ではアシカとトドを区別せず、古くは両方とも「ア
しけは、動詞「時化る(しける)」の連用形からで、時化の漢字は当て字。「湿気」を活用させた「湿気る(しける)」と同源で、それが天候に結びつけられたと思われる。『日葡辞書』に「天気が曇る」とあるよ
地方の「地」は、大地や土地の意味。「方」は、方角や方位のほか、部門や分野、分類を表す。室町時代から江戸時代にかけて、地方は「ぢかた(じかた)」と読まれた。江戸時代には「町方」に対する言葉として