鞍替えの語源・由来
鞍替えは、近世に遊里で使われていた言葉で、元々は、遊女が勤めていた店を別の店に替えることをいった。遊里語では、病気や売上が上がらないなどの理由で、他の店に転売される場合での使用が多く、マイナス要素
鞍替えは、近世に遊里で使われていた言葉で、元々は、遊女が勤めていた店を別の店に替えることをいった。遊里語では、病気や売上が上がらないなどの理由で、他の店に転売される場合での使用が多く、マイナス要素
世間は本来仏教語で、「場所」を意味するサンスクリット語「loka」の漢訳。「世(せ)」や「世界」とも訳される。「世」は変化してやまないこと、「間」は空間の意味。つまり、世間は物事が起こり、滅ぶ
スポンサーは、英語「sponsor」からの外来語。英語の「sponsor」は、「約束する」「保証する」といった意味のラテン語「spondeo」に由来する。そこから、「厳粛な約束をした人」「保証
芋づる式は、サツマイモなどの芋の蔓をたぐると、次々と芋が連なって出てくるさまにたとえ、方式を意味する「式」を付けた言葉。芋の「蔓(つる)」に由来する語なので、「芋ずる式」と書くのは間違いである。
醜いの語構成は「み(見)」+「にくし(憎し)」で、「見る気持ちがしない」「見るのが嫌だ」という意味。その意味から、「見憎い」とも書く。「見るのが嫌だ」という気持ちから、見て嫌な感情になるような
乱れるは、動詞「みだる(乱る)」の下二段活用。乱れる(みだる)の語源は未詳であるが、「みだる」の「み」は「水」のことで、「だる」は動詞を作る接尾語とする説がある。「ゆだる(ゆでる)」は「湯」を
鵜呑みの語源は、以下の通り二説ある。ひとつは、鵜飼でも見られる鵜が魚を丸飲みする姿から、食物を噛まずに丸飲みすることを「鵜呑み」と言うようになり、よく理解せずに受け入れることの比喩として用いられる
頷くは、項(うなじ)を前に突くの意味から「項突く(うなつく)」が語源。「うなじ」の「うな」が語源となる言葉には、「うなだれる」や「うながす(諸説あり)」などある。漢字の「頷」は、「頁(あたま)
腑抜けの「腑」は、「はらわた」「臓腑」を意味する語。「肝」に「気力」や「度胸」の意味があるように、「腑(腹)」は底力を出す際に力を入れる場所と考えられている。力を入れるべき場所が抜け落ちた状態
物色は、物の色、動物の毛色、自然の景色などを意味した語である。そこから、姿や形も意味するようになり、物の色や姿形を見極める行為の意味で用いられ、容姿によって人を探したり、手頃な物を探すことを表すよ
遮るの語源は、「先切る(さききる)」。「さききる」が平安時代に音便化して「さいきる」や「さいぎる」となり、鎌倉時代頃から「さえぎる」の例が見られるようになった。従来は「さえぎる」の語構成が「障
狂うは、気が転じるところから。また、神がかりになって激しく動き回るところから、回転するさまの「クルクル」を活用した語と思われる。漢字の「狂」は、「犬」に音符の「王」からなる字で、大袈裟に走り回る犬