香典の語源・由来
香典は、本来「香奠」と書く。「香奠」の「香」は文字通り「香(線香)」のことで、「奠」は「供える」「まつる」の意味。香典の元々の意味は、仏前に香を供えることであった。それが現代では、香の代わ
香典は、本来「香奠」と書く。「香奠」の「香」は文字通り「香(線香)」のことで、「奠」は「供える」「まつる」の意味。香典の元々の意味は、仏前に香を供えることであった。それが現代では、香の代わ
堂々の「堂」は、表御殿、正殿のこと。堂は、賓客に接したり礼式を行うのに用い、広く高い建物であることから、態度や身のこなしが立派なさまを「堂々」と言うようになった。
胸ぐらの「むな」は、複合語の中で「胸」が使われるときの形。胸ぐらの「ぐら」には、「がら」の変化で「外皮」「外殻」など「殻(から)」の意味とする説。着物の襟が重なり合う部分で、他よりも盛り上がっ
まねは、動詞「まねぶ・まなぶ(学ぶ)」と同源。「真に似せる」の意味から「まね」や「まねぶ」が生じた後「まなぶ」となったものか、「誠に習う」の意味から「まなぶ」が生じ、名詞形として「まね」、動詞形と
店は「見世棚(みせだな)」の下略で、「見世」とも書く。見世棚は商品を並べて客に見せる棚の意味に由来するため、動詞「見す(見せる)」の名詞形「見せ」といえる。「見世棚」の上略語「棚(たな)」も、
みどりは、元来、「新芽」や「若枝」を表す具体名詞であったことから、「みづみづし(みずみずしい)」と関係のある語と考えられている。「新芽」や「若枝」の色から、青色と黄色の中間色である「緑色」を表すよ
座るは、落ち着いて動かないことを表す「据わる(すわる)」と同源。「居ても立ってもいられない」と言うように、「立つ」の対義語は「居る」であった。平安時代末頃から、「居る」が「存在する」の意味で多
サクラという言葉は、露天商などの隠語から広まり、明治時代以降に一般に普及しました。「偽客」と漢字で表されるサクラは、当て字です。その語源には諸説がありますが、江戸時代の芝居小屋で見物人役が一瞬にし
父は、上代に男子を敬っていった「ち」を重ねた語。「祖父」の「オホヂ」や「叔父・伯父」の「オヂ」など、男性の敬称の中でも男親に近い存在に「ち」が使われており、『古事記』にある「麻呂賀知(まろがち)」
醤油の「醤」は「ひしお(ひしほ)」といって、古く中国から伝来した「醤(ジャン)」に由来するといわれる。ひしおには、野菜や海藻を原料とした「草醤(くさびしお)」、魚を原料とした「魚醤(うおびしお)」
「関の山」の「関」は、三重県の関町(現在の亀山市)を指し、「山」は祭りの「山車」を意味します。八坂神社の祇園祭に登場する関の山(山車)は、非常に立派なものでした。そのため、関の山以上の贅沢な山は難しい
言い出しっぺは、おならをした当人が他人にバレないようにするため、最初に「臭い」と言い出すところから生じた「いいだしべ(言い出し屁)」が変化した語。そこから、潔白を最初に主張しはじめた人が犯人である