中盤の語源・由来
「序盤」「終盤」と同じく、元々は囲碁や将棋の用語で、「盤」は碁盤や将棋盤のこと。中盤は、序盤の布石や駒組みが終わって、本格的な戦いが始まる局面を指し、中ほどの時期にあたる。転じて、「試合が中盤
「序盤」「終盤」と同じく、元々は囲碁や将棋の用語で、「盤」は碁盤や将棋盤のこと。中盤は、序盤の布石や駒組みが終わって、本格的な戦いが始まる局面を指し、中ほどの時期にあたる。転じて、「試合が中盤
たまさかの「たま」は、滅多にないこと・希なことを意味する「たま」や「たまたま」と同源。たまさかの「さか」は、「おろそか(疎か)」や「おごそか(厳か)」の「そか」と同系で、状態を表す接尾語と思われる
資本は中国後漢の語学書『釈名』にある言葉だが、日本での使用は、江戸後期の農政学者佐藤信淵が著した経世書『経済要録』に「大金の資本」とあるのが古い。この語が広く使われるようになるのは、英語「capi
三枚目は江戸時代の歌舞伎用語で、顔見世の時に劇場にの正面に掲げられた八枚看板の三番目に道化役の名が書かれていたことに由来する。転じて、芝居や映画などで滑稽な役をする人を「三枚目」と言うようになり、
簿記で収入超過額を黒色で記入することことから、利益が出ることを「黒字」と言うようになった。この語が使われ始めた正確な時代は不明だが、広く使われるようになったのは「赤字」と同様、大正から昭和初期にか
古く、ゆうべは「ゆうへ(ゆふへ)」で、「ゆう(夕)」に「そのあたり」「その頃」を表す接尾語「へ(方・辺)」が付いた語。一説には、「よべ(夜方)」が転じた「ようべ」の音変化ともいわれる。上代・平
遊説の「遊」は、「あそぶ(遊ぶ)」ではなく、「歩き回る」を意味する。明治初期の漢語辞書『新令字解』には、「遊説」に「イウゼイ」「トキアルク」とある。本来、遊説は古代中国で天子から与えられた領土
みかじめ料の語源には、毎月3日にお金を払わせることからや、3日以内に払わなければ締め上げるなど、日数の「三日(みっか)」に関連付け、「三日締め(みっかじめ)料」から「みかじめ料」に転じたとする説がある
はした金の「はした」は「端」に接尾語の「た」が付いた語で、「はしたない」の「はした」と同源。「端」は「へり」や「ふち」など、真ん中から遠い辺りを表す言葉だが、その他、「どっちつかず」「中途半端」と
バザールはフランス語「bazar」からの外来語。「bazar」は英語の「bazaar(バザー)」と同源で、「イスラム圏の街頭市場」を指し、ペルシャ語で「市場」を意味する「bāzār」に由来する。
極楽は、サンスクリット語「Sukhavati」の漢訳で、原義は「幸ある所」である。この語の漢訳には「極楽」のほか、「安楽」「安養」「妙楽」など数種類ある。日本や中国では阿弥陀仏信仰が盛んであっ
ならず者の「ならず」は、「成る(なる)」に打消しの助動詞「ず」が付いた語で、漢字では「成らず者」と書く。「どうにもならず」の意味から「手に負えない」という意味が生まれ、素行の悪い者を「ならず者」と