みょうがの栄養基礎知識

みょうがの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期など、知っておきたいみょうがの基礎知識。

みょうがの特徴

みょうがとはショウガ科の、主に花のつぼみや若い茎を食用とするものです。
独特の香りと辛みが特徴で、麺類の薬味や天ぷら、酢の物などに用いられます。北海道より南に自生していますが、流通しているもののほとんどが栽培種です。
みょうがを野菜として栽培しているのは日本だけです。中国原産ですが、「魏志倭人伝」に登場するほど、日本では歴史が古く親しみのある食材です。
花が咲く前のつぼみを食す「花みょうが」と若い茎を軟化栽培した「みょうがたけ」があります。

みょうがの栄養・効能

みょうがの独特の香りはαピネンという物質によるもので、食欲増進作用のほかに血行促進、発汗作用があります。熱を冷ます機能から、暑気払いにふさわしい食材です。
みょうがの辛味はミョウガジアールと呼ばれる物質により、強い抗菌作用と解毒作用を持ちます。
カリウムも含み余分なナトリウムを体外に排出するほか、表皮のアントシアニン色素は眼精疲労の軽減に効果を期待できます。

みょうがの選び方

赤色が鮮やかで。ふっくらしているものがよいです。花が開いてしまっているものは味が落ちるため避けましょう。

みょうがの保存方法

湿らせたペーパータオルでくるみ、ビニール袋に入れて保存します。丸ごと冷凍させることもできます。

みょうがの旬の時期

小ぶりな夏みょうがは6~8月、大きめの秋みょうがは8~10月に出回ります。
みょうがたけは3~5月が旬です。

出典:みょうがの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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