「風邪」と「インフルエンザ」の特徴と主な違い

「風邪」と「インフルエンザ」は、いずれも呼吸器系に影響を及ぼす病気ですが、その原因や症状には明確な違いがあります。

風邪は、鼻やのど、気管支などの呼吸器系の粘膜に炎症を起こす一般的な症状を指し、ライノウイルスやコロナウイルス、アデノウイルスなど多くの種類のウイルスによって引き起こされます。一年を通じて発症する可能性があり、その主な症状にはのどの痛み、咳、鼻水、鼻づまりなどがあります。風邪に伴う発熱は通常37~38度程度の微熱です。

一方で、インフルエンザはインフルエンザウイルスのA型・B型によって引き起こされる病気で、特に冬季に流行します。インフルエンザの症状は風邪よりも重く、全身倦怠感、食欲不振、腰痛や関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く現れ、突然の高熱(38度以上)を伴うことが多いです。

風邪とインフルエンザは症状だけでは区別が難しい場合が多いため、疑わしい症状がある場合は早めに医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。インフルエンザは特に高齢者や基礎疾患を持つ人にとって重篤な病気になるリスクがあるため、予防接種や早期の治療が推奨されます。

参考:「風邪」と「インフルエンザ」の違いとは

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