時の語源・由来

時の語源には、とどまることなく流れることから「とこ(常)」の転とする説と、速く過ぎることから「とき(疾)」の意味とする説がある。
「年」の語源が「疾し(とし)」にあるとすれば、それよりも速く過ぎる「時」の語源が「とき(疾)」でも不自然ではない。
また、「常」は「とどまることなく」の意味からとされるが、「常にあるもの」は「停滞」を意味し、「流れる」という意味が弱いことから、「とき(疾)」とした方が良いであろう。

漢字「時」の「寺」は、「寸(て)」と音符「之(あし)」の会意兼形声文字で、「手足を働かせて仕事すること」を意味する。
その「寺」に「日」が加わり、「日が進行すること」を表している。

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