書き入れ時の語源・由来
書き入れ時は、帳簿に書き入れることに由来する。商売で売れ行きが良い時には、帳簿に取引の数字を書き入れることが多くなる。そのことから、商売が繁盛するときを「書き入れ時」というようになった。語
書き入れ時は、帳簿に書き入れることに由来する。商売で売れ行きが良い時には、帳簿に取引の数字を書き入れることが多くなる。そのことから、商売が繁盛するときを「書き入れ時」というようになった。語
平安初期から鎌倉初期には、ほくろは「ハハクソ(母糞)」と呼ばれていた。「くそ」は「目くそ」「鼻くそ」など、「垢」や「カス」の意味で用いられる「糞」のこと。ほくろが「ハハクソ」と呼ばれていたのは
狼狽の「狼」も「狽」も、オオカミの一種といわれる伝説上の野獣を表す。「狼」は前足が長くて後足が短いが、「狽」は前足が短くて後足が長い。そのため、「狽」は「狼」の後部に乗って常に一緒に行動するが
エノコロヤナギの「エノコロ」とは、「犬の子」のこと。「ネコヤナギ」の名と同じく、銀白色の花穂を小犬のしっぽに見立て、「エノコロヤナギ」と呼ばれるようになった。「犬の子」の「えのころ」は、漢字で
往生とは死ぬことで、立ち往生の本来の意味は、立ったままの姿勢で死ぬことである。それが身動きの取れない状態になる意味に転じたのは、「弁慶の立ち往生」の話に由来する。それは、弁慶が衣川の戦いで体に
いびつは「飯櫃(いいびつ)」が転じた語で、古くから「いいびつ」と「いびつ」の両方用いられた。飯櫃とは炊いたご飯を入れておくお櫃のことで、昔のお櫃は楕円形であったことから、楕円形を意味するようになっ
がんじょうを漢字で「頑丈」と書くのは、明治以降の当て字。中世・近世には、「強盛(がんじゃう)」「岩乗(がんじょう)」「岩畳(がんでふ)」「五調(がんでう)」など、さまざま仮名表記・漢字表記があった
矍鑠は漢語に由来する言葉で、出典は『後漢書』の馬援伝。62歳という高齢の馬援が戦陣に立とうと光武帝に申し出たが、老齢を気づかった光武帝はこれを許さなかった。馬援は甲冑をつけて馬に乗り、威勢を誇
「つつがない」や「つつがなく」の「つつが」は、病気や災難を意味する「恙(つつが)」で、漢字では「恙無い」「恙無く」と書く。「つつが」と同源の言葉には、「病気になる」「差し障りがある」などを意味する
ワレモコウは『源氏物語』や『徒然草』にも見える古い名で、語源は諸説あるが、その中でも有名な説は以下の3つである。1.キク科のモッコウ(木香)に似た香りがすることから、日本の木香の意味で「和の木香」
七飯町は、明治12年に七重村と飯田村に合併した際の村名「七飯村」に由来する。両村の文字「七」と「飯」による合成地名で、読みは「ななえ」である。七重の由来は、アイヌ語で「冷たい川」を意味する「ナ
アオリイカの「アオリ」とは、泥よけのための馬具の付属具「あおり(障泥・泥障)」のこと。緑色の幅広いヒレが、この「あおり」に似ていることから、「アオリイカ」と呼ばれるようになった。アオリイカのヒ