なぜクリスマスは「X’mas」ではなく「Xmas」と書くのか

なぜ「Christmas」が「Xmas」になるのか

クリスマスの英語表記「Christmas」は、「Christ」と「mas」に分けられ、「Christ」はキリスト、「mas」は「ミサ」を意味します。
「Xmas」の「X」は、ギリシャ語でキリストを意味する「Χριστοσ」の頭文字です。
「X」の一字でキリストやキリスト教徒、十字架などを意味するため、クリスマスは「Xmas」、もしくは「X-mas」と表記されます。

「X’mas」が間違いといわれる理由

アポストロフィは、英語の省略符号です。
「X」は「Christ」を省略している訳ではないため、「X’mas」と書くのは誤りといわれています。

「X’mas」は日本人の誤りではない

日本で「X’mas」と書かれることが多いのは、日本人が間違って書いたためで、和製英語と同じように捉えられている傾向にあります。
しかし、19世紀には、英語圏でも「X’mas」と表記されていました。
それが日本に入り「X’mas」と書くようになったので、日本人が「Xmas」を誤って「X’mas」と書くようになった訳ではありません。
「Xmas」や「X-mas」ほど多くはありませんが、現在でも英語圏で「X’mas」と表記する例は見られます。

「X’mas」よりも「Xmas」や「X-mas」が多くなった理由

「X’mas」と書いた場合は、「キリスト(Χριστοσ)」を省略したことになります。
キリスト教徒は、キリストを「完全なるもの」と考えており、キリストを省略した「X’mas」には抵抗があります。
「X」の一字で「キリスト」を意味すると考えた場合は、キリストの省略にならないため、「Xmas」や「X-mas」の表記が多くなったと考えられています。

公式の場で使われるクリスマスの表記

「Xmas」の「X」は、単なるアルファベットという認識もあり、宗教的な意味合いが薄れることや、「Xmas」の表記は商業的な印象が強まったことから、欧米では「Xmas」の表記も敬遠される傾向にあります。
そのため、公式の場では「Christmas」と書かれることが多くなっています。


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