お局の語源・由来

お局は、宮中や貴族の屋敷で、そこに仕える女房の私室として仕切った部屋を「局(つぼね)」と呼ぶことに由来し、「局(つぼね)」のみでも女房や女官を指すこともある。
つぼねの語源には、「壺」や「坪」などに由来する説もあるが、小さく仕切って囲う意味の動詞「つぼぬ」の連用形「つぼね」が名詞化した説が有力。
「つぼね」の漢字に「局」が使われているのは、「局」に細かく分かれた区切りの意味があることからである。

現代で言う、口うるさく、意地悪なベテラン女性社員の「お局」は、1989年のNHK大河ドラマ『春日局』の放送がきっかけとなり、流行語となった表現である。
また、このドラマからは「春日」という俗語も生まれ、世間で言う結婚適齢期を過ぎても未婚でいる女性社員のことを指していた。

前年の1988年に出版された『部長さんがサンタクロース』(羽生さくる)の中で、お茶汲み10年、キャリアが嫌味のお局様が描かれているため、こちらが現代で使われる「お局」の由来ともいわれる。
ふつうのOLの実態を観察し再現したドキュメントで、設定はこちらの方がマッチするが、広く使われるようになったのは『春日局』の放送以降のため、語源と呼べるか微妙である。
ただし、「お局」は陰口に使われる言葉のため、この書籍に由来する形で一部では使われていた表現が、『春日局』の放送によって一般化した可能性は十分に考えられる。

出典:お局 – 語源由来辞典

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