焼け木杭に火が付くの語源・由来

焼け木杭に火が付くの「焼け木杭」とは、燃えさしの切り株や焼けた杭のこと。
「木杭(ぼっくい)」は、「棒杭(ぼうくい)」が音変化した語である。
一度焼けて炭化した杭は再び火がつきやすいことから、過去に燃え上がった関係(とくに男女の恋愛関係)を「焼け木杭」にたとえ、以前関係のあった者同士が、再び元の関係に戻ることを「焼け木杭に火が付く」と言うようになった。

誤って「焼けぼっくりに火が付く」と言われることも多い。
これは、「ぼっくい」が「ぼっくり」に聞こえやすく、聞き慣れた「松ぼっくり」との混同であろう。
しかし、「松ぼっくり」とは言うが「ぼっくり」が単独で使用されることはなく、「焼けぼっくり」という言葉もない。

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