辰(辰年)の語源・由来とは?漢字「辰」の意味に迫る

漢字の「辰」の原字は「蜃」です。
「蜃」は、二枚貝が開き、弾力性のある肉をピラピラと動かしている様子を表現し、「振」「震」の意味を含みます。
『漢書 律暦志』では「動いて伸びる」「整う」の意味とされ、草木が盛んに成長し形が整った状態を象徴しています。

この「辰」が後に「竜(龍)」として使われるようになりました。これは十二支を広く庶民に浸透させるため、動物の名前を当てたものですが、具体的な順番や選ばれた理由については定かではありません。無学の庶民に親しみやすい形に変えられた結果、竜(龍)というイメージが広く受け入れられ、今日でもその形が使われています。

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