かけがえのないの語源・由来

掛け替えは「かけかえ」とも言い、「いざという時に代わりとなるもの」「予備として用意しておく同種のもの」を意味する。
それが無いのであるから、「この上なく大切な」という意味で、「かけがえのない人」や「かけがえない命」などと用いられる。
掛け替えの語源は、弓の弦を指す言葉とする説もあるが、衣服や刀なども「掛ける」と言うことから、特定の物を指した言葉ではないとも考えられ、語源は未詳である。
弓をひく際に用いる皮製の手袋を「鞣(かけ)」と言い、弓道では弓以上に大切なものとされているため、「鞣替え(かけがえ)」が転じ「掛け替え」になったとも言われる。
しかし、用例は見られないため、弓の弦の説に後付けされたものであろう。

TOP
テキストのコピーはできません。