ドンピシャの語源・由来

ドンピシャは、「どんぴしゃり」が略された言葉。
どんぴしゃりの「どん」は、「どん底」や「どん詰まり」など、強調の意味で使われる「どん」。
主に関西方言で使われる「ドアホ」などの「ど」が変化したもの。
近世の上方ではののしりを強調するために使われていたが、「ど真ん中」のように罵りの意味を持たず、強調の意味でも「ど」は使われるようになった。
どんぴしゃりの「ぴしゃり」は擬態語で、「扉をぴしゃりと閉める」など「ぴったり」の意味である。

その他、ドンピシャの語源には、「ドン」と大砲が発射され「ピシャ」っと的に命中することから、「ドンピシャ」になったとする説。
戦闘機が航空母艦に着陸する際、「ドン」と着地して決められた位置に「ピタ」と止まる様子を、兵隊たちが「ドンピタ」と言っていたものが変化し、「ドンピシャ」になったとする説がある。
しかし、いずれも「ドンピシャ」の語に合わせて作られた俗説である。

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