蕎麦の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期など、知っておきたい蕎麦の基礎知識。
蕎麦の特徴
蕎麦とはタデ科の植物の実で、三角形のような形をしています。蕎麦の実の粥を粉で練り固めて茹でたそばがきや、実のまま汁物の具にしたりして食べられますが麵として食べるのが一般的です。
日本での栽培歴は古く、縄文時代後期から始まったとされていますが今のように麺の形で蕎麦を食べるようになったのは江戸時代の少し前からです。
冷涼でやせた土地でも栽培が可能で、種まきから収穫までの期間が短いことから、救荒作物として育てられてきました。
蕎麦は日本人の生活に深く馴染んでおり、年越蕎麦や引っ越し蕎麦などあらゆる場面で登場します。
蕎麦の栄養・効能
穀類の中でも良質なたんぱく質を豊富に含みます。アミノ酸のリジンは体の組織や修復に関与し、抗体、ホルモン、酵素をつくります。
ビタミンB1は糖質代謝、ビタミンB2は脂質代謝の助けとなり、ポリフェノールの一種のルチンは毛細血管を強くする働きがあります。
タンパク質も含め、蕎麦の栄養素は水溶性のものが多いため蕎麦湯を摂取することは栄養を逃さない理にかなった食べ方といえるでしょう。
蕎麦の選び方
表面がつるつるしてまっすぐに揃い、よく乾燥したものは良品。
蕎麦の保存方法
生蕎麦はペーパータオルにくるみ、ラップをして冷蔵保存しましょう。
干し蕎麦は密閉して風通しのよい冷暗所で保管するとよいです。
蕎麦の旬の時期
国内消費のほとんどが輸入に頼っており通年手に入りますが、新蕎麦が出るのは11月~1月の冬の時期です。