「青田買い」と「青田刈り」の違い

青田買いと青田刈りは、企業が優秀な人材確保のため、新入社員採用期間よりも早く、卒業見込みの学生や生徒の採用を内定することをいうが、本来、「青田刈り」をこの意味で使うのは間違いである。

青田とは、まだ稲が実っていない青々としている田のこと。
青田買いは、稲が実る前に収穫量を見積もり、米を先買いすることをいう。
そこから、まだ卒業前の学生を実る前の稲、学生の能力を見積もった収穫量にたとえ、優秀な人材確保のために早期内定することを「青田買い」というようになった。

青田刈りは、稲が熟していない青々としたうちに刈り取ることをいう。
たとえにしても就職と結びつかない言葉であるが、青田買いとの誤用から、早期内定の意味でも使われるようになった。
誤用が広く普及したため、「青田買い」と「青田刈り」を同義語として扱う辞書も少なくない。
しかし、青田買いは早期に確保するだけで、実際に刈り取るのは成熟した稲(卒業後)だが、青田刈りが刈り取るのは未成熟の稲(卒業前)であるため、誤用であることに変わりはない。

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