バターの種類

バターの種類一覧

バターの分類の仕方には、非発酵と発酵という製法の違いによる分け方と、有塩と無塩という食塩添加の有無による分け方の2種類あります。

発酵の有無による分類

非発酵バター

非発酵(無発酵)バターは、原料のクリームを乳酸菌による発酵をさせずにつくるバターで、スイートクリームバターともいいます。日本で一般的に使われるのは非発酵バターです。

発酵バター

発酵バターは、原料となるクリームを乳酸菌で発酵させてからバターにしたもの。独特の風味があり、ヨーロッパでは発酵バターが日常的に使われています。最近では日本でも使われるようになってきました。

食塩添加による分類

有塩バター

有塩(加塩)バターは、バターを練り上げるときに1.5%前後の食塩が加えられるバターです。食塩が加わることで風味が良くなり、保存性も高まります。日本やアメリカで最も一般的に使われるのが有塩バターです。

無塩バター

無塩(食塩不使用)バターは、製造過程で食塩を加えずつくられるバターで、フレッシュバターともいいます。食塩を加えていない分、有塩バターに比べて保存期間が短くなります。製造過程で食塩は加えられませんが、原料の生乳に塩分が含まれていて完全な無塩にならないため、商品パッケージには「無塩バター」ではなく「食塩不使用バター」と表示されるようになっています。

これらの組み合わせで4種類のバターが作られます。日本で一般的に利用されているのは非発酵の有塩バターですが、微妙な塩加減が必要な菓子や料理などには無塩バターも使われます。

出典:バターの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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