ピラフはトルコ料理として有名だが、米食の盛んな中近東で広く食べられるもので、原産はインドともいわれる。
元々は、ペルシャ語・トルコ語で「煮た米と肉」を意味する「プラウ」や「ピラヴ」と呼ばれる料理であった。
これが、フランス語では「pilau」「pilaf」、英語では「pilaf」、イタリア語やルーマニア語でも「pilaf」と呼び、日本では英語を主にフランス語などから「ピラフ」と呼ぶようになった。
一種の焼き飯なのでチャーハンと混同されることもあるが、ピラフとチャーハンとの違いは、チャーハンが炊いた米を炒めるのに対し、ピラフは炊いていない米を炒める点が大きな違いである。
また、リゾットとの違いは、ピラフが洗った米で作るのに対し、リゾットは洗っていない生米から作るところにある。