ピーマンの語源は、トウガラシを意味するフランス語「piment(ピマン)」である。
日本には江戸時代にポルトガル人によって伝えられたが、当時入ったものは辛みのあるトウガラシで、甘み種が入ったのは明治初期であった。
その流れから意味がずれて、辛みのないトウガラシを「ピーマン」と呼ぶようになった。
日本でいう「ピーマン」は、フランス語では「poivron(ポワブロン)」、英語では「green pepper(グリーンペッパー)」と言う。
スペイン語で「トウガラシ」を意味する「pimento(ピメント)」も、フランス語の「piment」と同源で、「顔料」「塗料」を意味するラテン語「pigmentum」に由来する。
ピーマンが日本で広く栽培されるようになったのは、第二次大戦後である。