歳月人を待たずの語源・由来
時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどない。転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含む。
時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどない。転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含む。
「騎虎」とは、トラの背中に乗ること。トラに乗って走り出すと、途中で降りたらトラに食い殺されてしまうので、仕方なく最後まで走り続けなければならないことから。『隋書・独孤皇后伝』に「大事すでに然り
夏の囲炉裏や冬の扇は、時期がはずれていて役に立たないことから。『論衡』に「益無き能を作し、補う無きの説を納るるは、夏を以て炉を進め、冬を以て扇を奏むるなり(役に立たない才能を振りかざし、役に立たな
よい行いはなかなか人に伝わらないものだが、悪いことをしたという評判はあっというまに世間に知れ渡り、遠方までも広がるものである。宋の孫光憲による『北夢瑣言』に「好事門を出でず、悪事千里を行く」とある
「癩」はハンセン病。「瘡」は梅毒、もしくは「かさぶた」。「うらみ」は「うらやみ(羨み)」の転訛、もしくは「恨み」の意味という。ハンセン病の患者が、梅毒の患者をうらやむの意から。『江戸い
瓜の蔓には瓜しかならず、茄子も茄子の木にしかならないことから。出典:瓜の蔓に茄子はならぬ - 故事ことわざ辞典
まな板に乗せられた鯉のように、自分の力ではどうすることもできず、ただ調理されるのを待っている他ない状態の意味。相手に生死の鍵を握られ、どうあがいても逃げ場のない、絶体絶命の状態にあることをいう。
「長物」とは、長すぎて邪魔になるばかりで用をなさないものの意味から転じて、無駄なもののこと。出典:無用の長物 - 故事ことわざ辞典
秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。秋の季節の素晴らしさをいう句で、多く手紙などで時節の挨拶として用いられる。「肥ゆる」は文語動詞「肥ゆ」の連体形。
「錦」とは種々の色糸や金銀糸を用いて模様を織り出した絹織物のことで、総じて豪華な織物をいう。功成り名を遂げた者が、それで身を着飾り故郷に帰る意味から。出典:故郷へ錦を飾る - 故事ことわざ辞典
「蛇(じゃ)」は大きなヘビ、「蛇(へび)」はそれよりも小さなヘビのこと。由来には、大蛇の通る道は小蛇がよく知っているからという説と、蛇の通る道は他の蛇もよく分かるからという説がある。出典:蛇の
自立して努力することの必要を説いた西洋のことわざの訳語。他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味だが、怠惰な者には幸福が訪れないということでもある。出典:天