チャイナドレスにスリット(切れ目)が入っている理由
チャイナドレスは、中国清朝時代の満州族の伝統服「旗袍(チーパオ)」に由来する衣服です。
チャイナドレスにスリットが入っているのは、この旗袍にスリットが入っていたためで、元々は乗馬の際に脚を横に出すためのものでした。
旗袍のスリットは深いものではなく、膝丈ぐらいまでであったといわれています。
チャイナドレスに深いスリットが入るようになったのは
1920年代に旗袍を洋服風のデザインにした衣服が登場し、1930年代には脚を露出することがブームとなり、深いスリットが入るようになりました。
また、胸や腰周りの曲線を強調するため、タイトなデザインになったのもこの頃で、これが現在のチャイナドレスの原型となっています。