巧遅は拙速に如かずの語源・由来

「巧遅」とは、出来はよいが仕上がりまでが遅いという意味。
「拙速」とは、出来はよくないが仕事が早いという意味。
場合によっては、ぐずぐずしているより、上手でなくとも迅速に物事を進めるべきだということ。
兵法家の孫子が、戦争は戦術がよくないものであったとしても、迅速に行動し早く終結させるのがよいと説いた言葉に由来する。
『孫子・作戦』に「兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを賭ざるなり(部隊を動かすのは、戦術がよくなくても迅速であるほうがよい。巧妙な戦術で長い間戦い続けているのを見たことがない)」とある。

出典:巧遅は拙速に如かず – 故事ことわざ辞典

TOP
テキストのコピーはできません。