脚光は、英語「footlights(フットライト)」の訳語で、舞台の前面の床から俳優や歌手などを照らす照明のこと。
そこから、舞台に立つことや脚本が上演されることを「脚光を浴びる」と言うようになった。
舞台に立って演じる人のように注目されるところから、脚光を浴びるは、世間の注目の的となることを意味するようになった。
注目を集めることを意味する言葉のためか、「脚光を集める」と言われることも多いが、舞台に立つ意味から転じた言葉なので、「集める」という表現は適さず誤用である。
また、舞台照明の脚光(フットライト)は、スポットライトのように一箇所(一人)に集中して当てるものではなく、舞台全体を明るくするためのものである。