孤軍重囲の語源・由来

孤軍は、一人や少人数の孤立した軍隊。
重囲は、いくえにも取り囲むことや、その囲み。
一人だけ孤立した状態を、敵軍に完全包囲された孤軍にたとえて「孤軍重囲」という。
孤軍重囲は漢文に見られない四字熟語だが、夏目漱石の『野分』(1907)に「高柳君は此園遊会に於て孤軍重囲のうちに陥ったのである」とあり、漱石による創作四字熟語と思われる。

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