カラスの語源・由来

カラスの語源には、「黒シ」の転とする説と、鳴き声に由来する説があり、いずれの説も「ス(シ)」はウグイスやホトトギスなどと同様に鳥類を表す接尾語。
『万葉集』には「烏とふ 大をそ鳥の まさでにも 来まさぬ君を ころくとぞ鳴く」という、「ころく」というカラスの鳴き声と「子ろ来(あの人が来る)」を掛けて詠んだ歌がある。
また、英語でカラスを「crow」、フランス語で「corbeau」、ドイツ語では「Krähe」というように、「k」と「r」の音を含み、鳴き声に由来する命名がされていることから、鳴き声の説がやや有力といえる。

漢字の「烏」は、「鳥」を元に作られた漢字である。
「鳥」の四画目にあたる横線は目を表しており、カラスは全身が真っ黒で目の部分がはっきりしないことから、その横線を一本取って「烏」の漢字が作られた。
「烏」と「鴉」の違いは、「烏」がカラスの総称で、「鴉」がハシブトガラスを表すとする説や、鳴き声の違いにより使い分けられていたとする説があるが、正確なことは分かっていない。

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