栃木の県名は、県成立時の県庁所在地の町名「橡木町」に由来する。
県成立時に「橡」から「栃」に文字が変更されているが、いずれも植物の「トチノキ」を表す漢字である。
栃木(橡木)の由来は、トチノキが多く生えていたからといった説もあるが、神明宿(現在の栃木市神田町)に天照皇大神を祀る社があり、その棟に10個の千木(装飾材)がついていたため、「十の千木」で「とちぎ」と呼ばれるようになり、のちに「栃木(橡木)」の字が当てられたという説もある。
ただし、地名用語の点から見ると「とち(土地ではない)」は解釈不可能な用語として扱われており、栃木の由来についても未詳で、上記の説は有力とされていない。