神奈川の県名は、県域の主要地区として古くから栄えた宿場町「神奈川宿(現在の横浜市神奈川区)」に由来し、1859年(安政6年)、武蔵国久良岐郡に「神奈川奉行所」を置いたことによる。
神奈川の地名「武藏國神奈河郷」で見られるのが最も古いが、その由来は以下の通り諸説ある。
この地に水源地が分からない川があり、その川の呼称「上無川(かみなしがわ)」に由来する説。
「金川」もしくは「狩野川」と呼ばれていた川の名からとする説。
朝鮮系住民が多かったことから「韓川(からかわ)」と呼ばれる川があり、それが転じたとする説。
その他、地形から見た説では、「かな」は「かま」が転じたもので、「岸の崩れやすい川」「急流の川」を表しているといった説もある。