タランチュラは、イタリア南東部の都市「タラント(Taranto)」に由来する。
タラントには毒グモが多く生息し、この毒グモに噛まれると「タランティズム」という病にかかり、「タランテラ」という踊りを踊らなければ死んでしまうという伝説があった。
この毒グモは、コモリグモの一種である「タランチュラコモリグモ」で、実際は伝説のように強い毒を持つクモではない。
やがて、大型でいかにも毒を持っていそうなクモを「タランチュラ」と呼ぶようになり、現在では特に、オオツチグモ科のクモを指して「タランチュラ」と呼ぶようになった。