トマトは英語「tomato」からの外来語で、日本には宝永5年(1708年)に伝来した。
英語の「tomato」は、「膨らんだ果実」を意味するメキシコ先住民のナワトル語「tomatl(トマトゥル)」に由来するが、「tomatl」はホオズキの果実を指した。
メキシコで「トマト」は「xitimate(シトマテ)」「xitomatl(シトマトゥル)」といい、「xi(シ)」は「皮がむけた」「丸い」を意味したといわれる。
スペイン人がヨーロッパにトマト(xitimate・xitomatl)を持ち帰った際、スペイン語で「tomatl」から「tomate」と呼んだ。
ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、初期英語でも「tomate」であったが、スペイン語の語形は語尾に「-o」が付く言葉が多いことや、「potato(ポテト・じゃがいも)」の形に引かれ、「tomato」に変化した。