規模の語源・由来

規模の「規」の字は、直線の棒2本を∧型に組み、その幅を半径として円を描いて見ることを表した漢字で、元は、円形を描く「コンパス」を意味した。
「模」の字は、物の型や文様を表す。
「規」も「模」も「型・形」を表すところから、「手本」や「基準となるもの」の意味があり、規模は「正しい手本となる形象」を意味していた。
近代になると、「正しい手本」よりも「確かな形象」の意味が強くなり、正確な型を把握するうえで必要な「大きさ」の意味が加わったことから、規模は「大きさ」を表す語へと変わっていった。

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