セーターは、英語「sweater」からの外来語で、「汗(をかく)」を意味する「sweat」に由来する。
1891年、アメリカのフットボールチームで、汗をかいて減量するためのユニフォームとして採用したことから、「汗をかく人」を意味する「sweater」が「汗をかかせる服」の意味に転じ、その他のスポーツでも採用され普及した。
セーターのような衣類は、ユニフォームとして採用される以前から存在したが、「sweater」の名で呼ばれるようになったのは、この頃からである。
日本では20世紀初頭に「セーター」が用いられるようになり、大正3年(1914年)に刊行された日本初の『外来語辞典』では「毛糸製の襯衣(肌着や襦袢の意味)」と訳されている。