平安時代末から「ライノトリ」、江戸時代から「ライチョウ」と呼ばれるようになった。
ライチョウの語源には、天敵を避けるためカミナリが鳴るような時に活発に活動することから、「雷の鳥」になったとする説。
火難、雷難除けの信仰と結び付けられ、「雷の鳥」と呼ばれるようになったとする説。
山中でカミナリが鳴ると、雷獣を捕らえて食べるという言い伝えからなどがある
しかし、ライチョウがカミナリと結び付けて考えられるようになったのは江戸時代以降のことなので、「ライノトリ」を「雷の鳥」とするのはおかしい。
ライチョウは「レイチョウ(霊鳥)」とも呼ばれていたことから、本来は「霊の鳥(らいの鳥)」で、のちにカミナリと結び付けられ「雷鳥」になったと考えられる。