丑(丑年)の語源・由来

「丑」は、『漢書 律暦志』では「曲がる」「ねじる」を意味し、芽が出かかっているが、まだ曲がっていて地上に出ていない状態、伸びきれずにいる状態を表すものと解釈されている。
「紐」の漢字も、「丑」が「ねじる」「曲げる」の意味で使われている。
この「丑」を「牛」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため動物の名前を当てたものであるが、順番や選ばれた理由は定かではない。
神様が十二支の動物を決める際、牛は歩くのが遅いため早くから出かけ、門前に一番にたどり着いたが、背中に乗っていたネズミが飛び降りたため二番になったという話があるが、これは十二支に動物が割り振られた後に作られたもので、「丑」に「牛」が当てられた由来ではない。

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