オッスは、戦前、京都にあった武道専門学校の生徒の間から生まれた言葉で、「おはようございます」の略。
「おはようございます」が「おはよーっす」となり、「おわーす」「おす」と変化していった。
その「おす」に、武道の精神である「自我を抑え我慢する」という意味の「押して忍ぶ」が当てられ、漢字では「押忍」と書くようになった。
挨拶として用いられる「オッス」は「おはようございます」が略されたものだが、応援団などが掛け声風に用いる「オッス」は、当て字「押忍」の意味からと考えられている。
なお、いかりや長介が『8時だョ!全員集合』で客席に向かって言う「オイッスー」は、「オッス」が更に変化した言葉である。