アウトレットは、英語「outlet」からの外来語。
「outlet」は「出口」「はけ口」や、日本でいう「コンセント」の意味もある言葉である。
商品が出ていくところの意味から、「特約店」や「直営店」なども表すようになった。
「工場直販」は「factory outlet(ファクトリーアウトレット)」、店を「outlet store(アウトレットストア)」、そのような店舗が集積されたショッピングモールを「outlet mall(アウトレットモール)」と呼ぶ。
1988年頃から、イタリアやアメリカの郊外でブランドのファクトリーアウトレットが流行し、広大な敷地の中には、過剰在庫となった商品やシーズンオフの商品、多少傷のついた商品なども販売されて人気を集めた。
日本では、「アウトレット」の売れ残り商品や傷のついた商品を割引販売する点が注目されたため、ブランド品の直営販売店の「アウトレット」を指すことが多い。
また、「訳あり商品」の意味でも、「アウトレット」は用いられるようになった。
日本初のアウトレットモールは、埼玉県入間郡大井町(現在のふじみ野市)の『アウトレットモール・リズム』である。
『アウトレットモール・リズム』は、日本初のアウトレットモールとして、1993年(平成5年)11月12日に華々しくオープンしたが、2011年6月30日、タワー館以外改装のため閉店した。