雪辱の「辱」は「辱められる(はずかしめられる)」を意味し、「雪」は「雪ぐ(そそぐ)」「すすぐ」「洗い清める」を意味する。
そこから、恥をそそぐことを意味するようになり、前回負けた相手に勝ち、受けた恥をそそぐことを「雪辱する」「雪辱を果たす」と言うようになった。
雪辱の誤用には、「屈辱を晴らす」と混同した「雪辱を晴らす」が多く見られる。
「屈辱」は恥ずかしい思いをさせられることなので、それを晴らすことは良いが、「雪辱」は恥を拭い去ることなので、それを晴らすことは恥を自ら受け入れたいという意味になってしまう。